メスガキ「ざぁこ♪ ざぁこ♪ こんな手術楽勝♪」

カテゴリ:雑談
タグ: まとめ
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1 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:12:02.905 ID:KEi0PjZS0.net

男「そのわりに手こずってるようだが」

メスガキ「うぐ……!」

男「汗かいてるぞ」フキフキ

メスガキ「ありがと」

男「落ちつけ、お前ならできる」

メスガキ「うん……」

メスガキ「よし、できたー! あとは縫合するだけ♪」

男「よくやったな」

メスガキ「えへへ……」
2 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:12:21.285 ID:Cj5jUB/m0.net

ええ…
3 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:12:46.054 ID:RugdRdQUd.net

お前がするんか
7 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:15:15.028 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「術後の経過も良好♪ 良好♪」

患者「ありがとうございました」

メスガキ「なにかあったらすぐ電話してねー!」



男「今回の患者も上手くいったな」

メスガキ「よくやった、ピノオ!」

男「ピノオってなんだよ」

メスガキ「あたしがブラックジャックなら、助手のあんたはピノコでしょ? でもあんたは男だからピノオ!」

男「変なあだ名つけやがって……」
11 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:18:51.409 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「だけど、あたしはちゃーんと医師免許持ってるし?」

メスガキ「ブラックジャックの医術とピノコの可愛さを併せ持った、まさにハイブリッドガール♪」

男「お前はピノコほど可愛くないし、ブラックジャックならあの手術にあんなに手こずらなかったろうがな」

メスガキ「うっさい!」ビュッ

男「あぶねえ! メス投げるんじゃねえ!」

男(しかし……こいつが天才少女ってのは紛れもない事実だろう)

男(なんたって、この年で超特例で医師免許を取得し、独自にこの診療所を開いたんだからな……)

男(メスを振るうガキ……メスガキとはよくいったもんだ)
14 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:21:19.741 ID:c1OAB9bd0.net

>>11
くっだらねぇwwwwww
21 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:24:43.680 ID:oPqdEzTr0.net

>>11
ワロタ
34 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:48:30.725 ID:W+8JAR1m0.net

>>11
なるほどなーってなった
13 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:20:52.327 ID:KEi0PjZS0.net

男「ほら、メシだ」

メスガキ「おいしそー♪」

メスガキ「いただきまーす♪」ムシャムシャ

男「メスで食うなよ」

メスガキ「いかなる時も仕事道具を使わなきゃ真のお医者さんにはなれないの」

男「間違ってもそのメスで手術するんじゃないぞ」
16 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:22:53.916 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「ごちそうさまー♪」

メスガキ「さぁて、新しい治療法の論文を進めようかな」

タタタッ…

男「……」

男(俺がこいつと知り合って、もうどれぐらいになるか……)

…………

……
17 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:23:16.793 ID:MPz+fOWf0.net

メスを振るうガキが言いたかっただけだろれ
22 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:26:35.531 ID:KEi0PjZS0.net

男「ぐっ……!」

男(血が止まらねえ……ここまでか……)

男(まあ……俺のやってきたことを考えりゃ……こんな死に方するのは、当然……か……)

メスガキ「ざぁこ♪ ざぁこ♪」

男「……?」

メスガキ「死にかけのオス一匹発見♪」

男(なんだ……こいつは……)

メスガキ「あんた運いいね〜、暇だから治療してあげる」

男「え……」
23 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:29:28.013 ID:KEi0PjZS0.net

男「んん……」ムクッ

男(傷が手当てしてある……俺は助かったのか)

メスガキ「どう? 具合は?」

男「お前が助けてくれたのか……ありがとう」

メスガキ「別にぃ? このぐらい朝ごはん前だし?」

男「なにか礼をしたいが……」

メスガキ「だったらさ、あたしの助手になってよ」

男「助手……?」

メスガキ「あたし、お医者なんだけどさ、ちょうど人手が欲しかったんだよね〜♪」
24 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:32:40.312 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「ちーがーう!」

メスガキ「鉗子ってのはこれ! ちゃんと覚えてよ!」

男「す、すまん」

メスガキ「ったく、手遅れになったらどうすんのー! あんたのせいだからね!」

男「……」

男「人を死なせるのは簡単だが、人を助けるってのはこんなに難しいんだな」

メスガキ「ん? なんかいった?」

男「いや、なんでもない」
25 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:33:21.637 ID:PS7IJ6oJr.net

男は危険な匂いがする
27 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:36:09.290 ID:KEi0PjZS0.net

……

…………

男(今や、俺もすっかり助手になっちまったな)

メスガキ「ちょっとピノオ、なにボサッとしてんの!」

男「え」

メスガキ「急患が入ったから、手伝って!」

男「よしきた!」
29 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:39:10.479 ID:KEi0PjZS0.net

……

男「今日はボンカレーだ」

メスガキ「わぁい♪」

メスガキ「いただきまーす」

メスガキ「“ボンカレーはどう作ってもうまいのだ”ってのはホントだね!」

メスガキ「ピノオでもこんなにおいしく作れるんだもん」モグモグ

男「まぁな。大塚食品さまさまだ」ムシャムシャ
30 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:40:35.222 ID:PS7IJ6oJr.net

名言いただきました
31 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:42:28.593 ID:KEi0PjZS0.net

……

メスガキ「論文できたぁ♪」

男「それが、今度発表する難病の新治療法ってやつか」

メスガキ「そ、これが認められればあたしの名声はぐんぐん上昇♪」

男「だが、そんな論文をその辺にほっぽっておいていいのか?」

メスガキ「いいのいいの」

男「俺はどうなっても知らないぞ」



コソッ…
32 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:45:26.921 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「あらら、部屋が荒らされてる」

男「論文は無事なのか?」

メスガキ「ダメみたい、盗まれちゃった」

男「だからいっただろ……管理が杜撰すぎるって……」

男(やはり俺がガードしておくべきだった……)

メスガキ「いいのいいの♪ ぜーんぶあたしの計算通り♪」

男「……え?」
35 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:48:48.509 ID:KEi0PjZS0.net

ザワザワ… ガヤガヤ…

「医学界の大物が、難病の治療法を確立したんだと!」

「今からその論文を発表するらしいぞ」

「内容次第ではノーベル賞もありえるな……」



医者「えー、皆さん。お集まり頂きありがとうございます」

医者「さっそく、私が発見した難病の新治療法について、この場を借りて発表させて頂きます!」
36 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:52:05.754 ID:KEi0PjZS0.net

医者「この難病は患者の免疫力に悪さをするという点が大変厄介なのですが……」

医者「私が発見した治療法であれば、免疫力を安全に高めることが可能です」

オオー……!

医者「その方法とは、まず大好きなプリンをよく食べて……」

医者(? なんだこれは……?)

医者「テレビをよく見て、歯を磨いて、睡眠はたっぷり8時間……」

医者(おかしいぞ? メチャクチャな内容じゃないか!)
37 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:55:04.678 ID:KEi0PjZS0.net

「おい、なんだこの発表は!」

「ふざけてるのか!?」

「まるで子供の作文だ!」

医者「皆さん、これはなにかの間違いで……!」

「みんな帰ろう!」

「あんた、だいぶ評判落としたな!」

「期待して損したよ」

医者「あぐぅぅぅ……!」
39 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 18:58:23.953 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「キャハハハッ、ざぁこ♪ ざぁこ♪」

メスガキ「あたしは医学界に敵が多いから、論文盗みに来る奴がいることぐらい想定済み♪」

男「そうか、あの論文はダミーだったのか」

メスガキ「そういうこと♪」

メスガキ「本物の論文が入ったUSBは肌身離さず持ってるもん」

男「ったく、大したもんだ」

メスガキ「ふふん」

メスガキ「これであの医者も懲りてくれたでしょ。ざまあないよね♪」
40 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:00:23.371 ID:KEi0PjZS0.net

……

医者「――くそっ!」

医者「こんなもの、こんなもの、こんなもの!」ビリビリビリッ

医者「ハァ、ハァ、ハァ……」

医者「あのメスガキィ……! よくもこんな恥を……!」

医者「このままでは、このままでは済まさんぞぉぉぉぉぉ!!!」
41 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:04:14.110 ID:KEi0PjZS0.net

青年「最近、食欲がなくて……」

メスガキ「ちょっと触るね」

青年「んっ……」ハァハァ…

メスガキ「やだ、感じちゃってる♪」

男(アホか)

メスガキ「あー、こりゃ胃が荒れてるね」

メスガキ「お薬出してあげるから、朝夕服用してね♪」

青年「ありがとうございます」
43 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:08:15.109 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「ふぅー、今日の診療これでおしまい」

メスガキ「ピノオ、ご飯にして!」

男「はいよ」





?「……」
44 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:11:10.303 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「さ、歯を磨こうっと」

メスガキ「お医者が虫歯になったらカッコつかないもんね〜♪」シャカシャカ

ゴソ…

メスガキ「ん、ピノオ、あたしがまだ磨いてるのに――」クルッ

殺し屋「……」

メスガキ「! な、なに……あんた」

殺し屋「死んでもらうぞ」ギラッ

メスガキ「ひっ……!」
46 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:14:38.457 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「やだ……なんで……」

殺し屋「ガキのくせに図に乗りすぎたな。大人を舐めすぎた」

メスガキ「あ……あ……」

殺し屋「大人を怒らせたガキは大人になれないってことだ。人生の最後にいい勉強ができたろう」

殺し屋「安心しろ、せめて一瞬であの世に送ってやる」シュバッ

メスガキ「きゃああっ!」
47 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:18:11.057 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「……」

メスガキ「……あれ?」

殺し屋「くっ……!?」ググッ…

男「侵入の仕方も気配の消し方もまるでなっちゃいない。点数つけるとしたら15点ってところだ」グイッ

殺し屋「いだだ……!」

メスガキ「ピノオ……!」

男「このザコがァ!!!」

ドゴォッ!

殺し屋「ぐはっ!」
48 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:21:19.994 ID:KEi0PjZS0.net

殺し屋「くそぉっ!」ダッ

男「ふん」ヒョイッ

男「どうした、お前が殺せるのは子供だけか?」

殺し屋「ひいいっ……!」

ドガッ! バキッ!

殺し屋「あ、あぶぶ……」ピクピク…

男「トドメだ。首の骨ヘシ折ってやる」ガシッ
49 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:25:05.541 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「ダメぇっ!」

男「!」

メスガキ「殺しちゃ……ダメ」

男「なんでだ……こいつはお前を殺しに来たんだぞ。立派な正当防衛だ」

メスガキ「だけど……あたしは医者だから……。人が死ぬのは……止めなきゃ……」

男「ちっ、分かったよ」

男「俺も……そうやって助けられたんだしな」

メスガキ「ありがと……」グスッ
50 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:27:49.635 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「手当て終了!」

メスガキ「それじゃ、おやすみ〜♪」トテトテ

殺し屋「うう……敵である俺を治療してくれるなんて……」

男「さて、と……」

殺し屋「!」ビクッ

男「次は……お前が誰に依頼されたかを吐いてもらおうか。だいたい察しはついてるけどな」
51 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:30:36.387 ID:KEi0PjZS0.net

……

医者「ククク……」

医者「今頃あのガキは殺し屋に殺されてるはずだ……」

医者「これで、ハメられた屈辱も幾分かはスカッとするものよ」

ギィィ…

医者「おお、戻ったか。どうだ、一緒に一杯やらんかね?」
52 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:33:20.691 ID:KEi0PjZS0.net

男「……」

医者「……え?」

男「……」ヒュババババッ

医者「ひいっ!?」ハラハラ…

医者(私の服が……!)

男「俺はメス捌きは素人だが、ナイフ捌きは結構自信あるんだ」クルクルッ

男「一瞬で命を消すやり方も、長い時間かけて苦痛を味わわせる方法も知ってる」

医者「あ、あああ……!」
53 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:35:23.897 ID:3SNfEsANr.net

やだかっこいい
54 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:36:30.464 ID:KEi0PjZS0.net

ガシィッ!

医者「ぐえっ……!」

男「安心しろ、殺しはしねえ……。あいつはそれを望んでねえからな」

医者「あ……が……」メキメキ…

男「だが、もしまたあいつを狙ってみろ……」

男「そん時は誰もお前の検死をやりたがらないような死に方させてやる。分かったな?」

医者「は……い……」
56 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:39:26.650 ID:KEi0PjZS0.net

その後――

メスガキ「――これがあたしの確立した、難病の治療法です!」

メスガキ「これで大勢の患者さんを救えると思いまぁす♪」



オオー……!

パチパチパチパチパチパチパチ…
57 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:41:21.066 ID:KEi0PjZS0.net

メスガキ「ふぅー……」

男「いい発表だったぞ」

メスガキ「まぁね〜、こんなのざぁこ♪ 楽勝♪」

男「そのわりには手がずいぶん汗でベタついてるようだが」

メスガキ「もう、ほっといてよ!」

男「無理はするな。お前をフォローするために助手の俺がいるんだからな」

メスガキ「ありがと……」
58 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:44:24.096 ID:KEi0PjZS0.net

……

ガラガラガラガラガラ…

男「患者が運ばれてきたぞ! 血圧低下してる! 急いで手術しないとヤバイ!」

メスガキ「まっかせといて! 準備万端!」

男「よし、ほらメスだ!」

メスガキ「ざぁこ♪ ざぁこ♪ こんな手術楽勝♪」







おわり
63 :絶望的な名無し(. . ) 2020/12/04(金) 19:50:07.196 ID:3SNfEsANr.net


いいコンビだった





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